07年、あけましておめでとうございます。
新年あらたまり、明けて平成19年、「日本永代蔵」からご紹介している成功譚シリーズも終わりに近づいてきました。日本国中の金持ちの話を大福帳に書きしるし、後々までも見る人のためになるであろうと、これを永久に続く堅固な蔵におさめる。このような日本永代蔵が300年の期間読み続けられているのはなぜでしょう。
副題に「大福新長者教」とありますように、この本は当時の青少年にとって、富貴に至る教科書のような効能があったものと思われます。成功物語を続けて読んで感じますところは、「親ゆずりの身分や遺産をあてにせず、独立独歩で勝利をかちとれ、全ての勝利者ももとは無名の若者であった」という西鶴翁の強烈な主張です。
昔も今も、時代の制約というものがあり、夢を成就させるにはなまじの努力ではなり難しは同じことでしょうが、身分制度やらなにやらの規制が厳しかった西鶴の生きた時代に比べれば今の方がチャンスは多いような気もします。
「成功も失敗もあざなえる縄の如し」ともいわれますので、日本永代蔵の失敗事例も読み飛ばすわけにもいきません。要約だけでもしてみましょう。今年もしばらくは西鶴翁とのお付き合いが続きます。
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