私のお気に入りの散歩コースは横浜の山下公園の周辺です。海岸近く、中通りにある昭和11年完成の横浜郵船ビルは、子供のころから目にしていますので懐かしい。映画「3丁目の夕日」が昭和30年代を思い出させるということで大人気ですが、こちらは「海岸通りの夕日」というレトロな感じ、さらに潮の香りが漂います。しかも映像の世界ではなく、目の前にデンとある重量感には迫力さえも感じます。
この横浜郵船ビルの1階は、現在「日本郵船歴史博物館」として公開。この中に入ると、日本郵船創立以来120年の歴史をパノラマで見ることができます。もう数十回となく訪れていますが、展示替えなどもあり、飽きるということがありません。また数多くのモデルシップや記念物、見ごたえがあります。そんな中で、ある日目にしたのが、舵輪です。ガラスケースに入った直径1メートルほどの舵輪が展示室の隅にありました。最近の新しいコンテナー船や客船の舵輪は、小型になり、さらには飛行機の操縦桿のような形態のものが使われているということです。しかし操船のシンボルとしての舵輪はこのぐらい大きいほうが良い。確かに本物だと感じますが、非常にきれいで傷もない。スペアで使われなかったせいなのか、プレートを見てみると「平安丸の舵輪」という表示があります。
添付されているプレートには、次のような説明書きがありました。
「この舵輪は、平安丸(二世)に装備されていたものです。平安丸は、第二次大戦後わが社が外国航路用の第一船として第5次計画造船により1951年(昭和26年)1月7日、三菱重工業長崎造船所で建造した船です。
以来、北米航路、ニューヨーク航路、欧州航路等々と、戦後のわが社の各定期航路の再開にあたってその多数の航路に本船は航跡を残しました。
在社19年余、多大の活躍をした平安丸は1970年(昭和45年)6月5日第62航を終え、わが社での使命を全うして、パナマのパウル・クラウン社に売却されました。戦後わが社の再建を記念してこの平安丸の功績をたたえ、舵輪を末永く保存することとしました。」
STEERING WHEEL HEIAN MARU Ⅱ
This wheel came from Heian maru (Ⅱ)After world war Ⅱ,Heian maru was built as theFirst ocean going vessel on7th Jan 1951at Mitsubishi Nagasaki dockyard. Her building was under the 5th postwar shipbuilding program .She was engaged in such trades as North America,New York,Europe etc.,as NYK reopened services one after another After 19 years of active voyarge on 5th jun.,1970 ,and was sold to Poul Crown Co. of panama .Memorializing post war reconstruction of NYK and the part Heianmaru played in it, her steering wheel is to be kept here permanently.
(NAKAMURA`S URAGASTEERING TEREMOTOR TOKYO KIKAI CO.,LTD)
最近のコメント